top of page
  • Instagram

MAIKO BABA

​土屋きみ

​養鶏を引退した鶏を使った鶏ガラスープやレトルトカレーのブランド [鶏革命団]ベトナムスイーツのお店 [Chè 333] など、食のプロデュース業で幅広く活躍
鶏革命団 / Chè 333 

“ぼぼ” から “BOBO”へ。ポコっと一歩

土屋)ブランド名の “ぼぼ” という魚津弁には、“小さな丸い粒” に加えて "吹き出物" という意味があると最初に聞いて、それがすごくいいな〜って思いました。ちょっと異質であるというか、宮本さん自身が一歩踏み出して ”ポコっと” 新しいことにチャレンジしていく存在になったらいいな〜と。音の響きとしても可愛いですし。

馬場)私も、音として可愛いな〜と思いました。あとは ”小さな丸い粒=つぶつぶ” という話もあったので、ブラックベリーとか、イチゴのつぶつぶをイメージしたりして、フルーツを使ったジェラートが沢山並んでたらいいな〜なんて、想像を膨らませました。

土屋)このブランド名を聞いて、誰にレシピ開発をお願いするか、すごく考えました。宮本さんの味噌や甘酒は、世代を超えて幅広くファンがいるので、その方たちにもしっかりと喜んで食べてもらいたいな、と。小手先で風変わりなものをつくるのではなく、直球ど真ん中で “美味しい” を一緒に探求してくれる方がいいな〜と、ここは麻衣子さんしかいないなと、お声がけさせてもらいました。

実験に次ぐ、実験。甘酒の甘味を活かして

馬場)これまでに色々なレシピを考えてきましたけど、これは難しかったです、笑。最初から、甘酒でジェラートの甘みをつくりたいというご希望だったので・・・もうそれがどこまで実現出来るのか、やってみないとわからないし、はじめてなので想像もしづらい、笑。ジェラート用に濃縮した甘酒をつくってもらったりも必要でしたし、最初の一歩目で「お、これは中々難しいぞ〜」と思いました。

馬場)お砂糖を入れるのか入れないのか、どれだけ何のお砂糖を入れるのか、試行錯誤しながらの実験でした。でもそういう実験は大好きで、今までやったことのないチャレンジだったからこそ、ベストマッチが見つかった時は嬉しかったです。でも実は、試食をしてもらう時は「どんな反応なんだろう・・・」と本当にドキドキ。手探りな部分も多かったので大変でしたけど、楽しかったです。

馬場)世の中にあるほとんどの商品はやっぱり、お砂糖をメインに甘みをつくっているので今回、甘酒の甘みをメインにしたジェラートをつくる、というのはとてもフレッシュな経験でした。

​馬場麻衣子

レストランパティシエを経て、洋菓子店 [BIEN-ETRE PATISSERIE] やジェラートと焼き菓子の専門店 [FLOTO] を開業。その他、多数の飲食店でデザートレシピも監修
BIEN-ETRE PATISSERIEFLOTO

シンプルを突き詰めて。引き算のレシピ

土屋)一般的にジェラートには、お砂糖や牛乳が使われています。美味しいものを足し算しながらレシピを完成させることに比べると、今回は “無添加、自然由来の原材料、牛乳を使わず植物性のもので” とかなり引き算をするところから開発がスタートしているので、少ない原材料をうまく掛け算する必要がありました。そこには技術と知識が凄く必要で・・・本当にゼロからの開発でしたね。

馬場)最初にミルクジェラートを試作した時は・・・これは難しいな〜と思いました。やっぱり、圧倒的に甘みが足りなくて、お砂糖の使用量をギリギリまで抑えているので滑らかさも無く・・・精神的にも、味覚的にも “マズイな” と。

馬場)甘みと滑らかさをつくりながら、甘酒の香りも消さないように、使用する原材料のバランスを整えながら完成させるのは難しくもあり、面白かったです。お砂糖をほぼ使わなくても、ここまで出来るんだ、というのはいい発見でした。

甘酒と豆乳のミルクジェラートは・・・
メープルの香りがほんのりとしながら、小さなお子さまでも美味しく楽しんでもらえると思います。牛乳ではなく豆乳を使って、ミルキーで滑らかな舌触りのジェラートです。シンプルな味わいをじっくりと楽しんでください。


ブルーベリーと甘酒のソルベは・・・
ブルーベリーの味わいをしっかりと残しながら最後、甘酒の香りが “ふぅ〜” と鼻に抜けていきます。フルーツと甘酒の両方を楽しむことができる “他には無い” ジェラートです。ブルーベリーも敢えて、裏ごしせずに “つぶつぶ” と果肉が残るようにしました。BOBO. ですね。


BOBO  Gelato

© 2022 BOBO.

  • Instagram
  • Instagram

R2 事業再構築

KIMI TSUCHIYA

BOBO PEOPLE

甘酒本来の甘味を、シンプルに、自然に

bottom of page